2019年 01月 10日
自閉症の生徒を廊下でひきずり回す先生
ニュースがピックアップする頻度をあげているのか、ビデオというものがもっと身近になったせいなのか、障がいを持った子供にたいする虐待とも思える学校での対応が、最近メディアによくでるようになった気がします。
CNNなどのメジャーニュースでも取り上げられていたそうですが、ケンタッキー州で先生が自閉症の生徒を廊下で引きずりまわしていたことがニュースになっています。
立ち止まって話すとか、できなかったのかな?
ほかの生徒がみている前で引きずられる気持ち、わからないのかな?
歩きたくなくなってしまった状態になるまでに、なにかできなかったの?
あるニュースでお父さんが、「息子の最悪な状態も知っているが、あそこまでする必要があったことはない。」と語っていました。
障害があろうとなかろうと、人は相手によって態度を変えます。相手が理不尽な要求をしてきたり、信頼関係のない相手だったりした場合、そうでない状況や人に対する対応と違いがあるのはあたりまえのことです。子供がいうことを聞きたくなくなるような、やり取りがあったのではないか、と思ってしまいます。
この映像をみる限り、体罰、といわれるほどのことなのかどうか、というのは意見がわかれるところだと思います。でもね、先生がやってはいけない、と思います。
私が育った頃の日本は、体罰がそれほど悪いものとされていなかったです。先生にビンタされたこともあるし、棒のようなものでお尻をたたくようなことをしている先生もいました。私の場合、それくらいの体罰であったなら、さほど影響はありませんでしたが、ただ、先生が感情的になっているか、理不尽に叱られたか、一方的な判断をされているか、のほうが重要だったように思います。本来なら、そういう視点から先生を評価できればいいのですが、体罰のように目にみえるものと違い、人間としての本質を計るのは難しいのですよね。
弱い立場の人間のそばにいて、障がいのある人たちをサポートしたり守ったりする立場の人には、人を思いやる心だったり、見た目や態度、あるいは自分のものさしだけで判断しないという能力、そういう資質がより一層必要になると思うのですけど。。
ほかの生徒がいる前で、平気に生徒をひきずりまわせる人に、そういう気持ちが溢れ出ているとは思えません。
by spnd_ca
| 2019-01-10 05:21
| メディア