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障害を持った子供に手錠をかけた、という話。わからないことへの対処方法

ケンタッキー州の司法局が、手錠をかけられた生徒達に4,000万円近い金額を支払うことになったというニュース。手錠をかけられた生徒が写っている動画がこちらです。


誰もが抱くであろう感想は、「そこまでやらなくても」だろう。
実際に、この映像の中では子供はもう落ち着いているし、周りに危害を与えることもない様子ですからね。

この裁判、ニュースでは、司法局やシェリフの行動や判断に焦点があたっているようですが、それよりも、私が気になるのは、ここの学校、クラスの先生のこと。

シェリフを呼んだのは、学校関係者、あるいは教室の先生でしょう。
この生徒の性格や、障害を理解しているのも、先生。
この手錠がかけられている場所も、クラス内。

先生、なにやっているの?

いまは私も少しはわかります。でも、私も自分の周りに障害がある人がいなかった頃があります。なので、相手に障害がある場合、どのような対処をしたら、何が正しい対処なのかわからないことがあることは想像できます。もちろん、シェリフだってそういう教育を受けるべきだとは思うのですよ。社会で人を守る立場の人なのですから。でも、そのようなキャパを持っていなくても、少し納得はできるのです。障害どいえど、幅が広いですから、習った内容が適用できない状況もあるでしょうしね。でも、先生は違うと思うのですよ。

息子のクラスにも手に負えないような生徒さん、いましたよ。特に多動タイプの障害を持っている子供ですと、対応が大変になることもあったと思います。でも、その行動が、障害からくることであり、何かのトリガーや原因があってのことだ、ということは先生達は理解しているはず。そういう人が周りにいながら、どうしてこういうことになるんだろう、って思うのです。

きっと上手に子供をハンドルできない教師だったのだろう・・・と、思ってしまうのです。
こんな小さなこに、手錠なんかかけなくても・・・って、一言いってくれない先生。
そういう環境だから、大騒ぎになるような状況になったのではないだろうか、って。

子供を理解してくれている人、優しい気持ちで接してくれる人がその場所にいたら、こうはならなかったのではないか、と思うのです。
シェリフなんかよりも、私にはその教室の先生のことが気になって仕方ありませんでした。

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by spnd_ca | 2018-11-08 05:02 | メディア