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SSI受給までのみちのり その4 - 2度目の面接

さて、もと旦那に、「2017年の6月に息子宛のチャイルドサポートは終了しました。」というレターを書いてもらい、準備万端。

でもね、数年前に息子の担当になっていたリージョナルセンターのとても親身になってくれたソーシャルワーカーにも「息子さんの場合は、SSIを認めてもらうのは難しいかもね」と言われていたこともあり、心配になっていたのです。というのも、我が息子、ちょっと見た感じには、すごく普通に見えるのですよ。少し話せばわかるのですけど、誤解はされるかもというレベル。

ネットサーチによると、SSIの受給が一度で決まる確立は25%-30%にしか満たないというくらい、難しいとされています。この数字には、SSDIの数字も Disability という大きなくくりで含まれてしまっているようなので、もしかして、SSIだけだったらもう少し高い確率になるのかもしれません(SSIは28歳までに障害が発生しないといけないため、会社で怪我をした、とかいうテンポラリ的な障害ではないことが多いので)。でも、周りの人の話をチラッと聞くだけでも、重度の障害を持っているのに、一度目は認められなかった、ということがあるらしいのです。

ということで、今回は、外部の団体にヘルプを求めました。
私達が住むサンマテオにも事務所がある、Center for Independence of Individuals with Disabilities という団体です。
http://www.cidsanmateo.org

サポートグループを開催していたり、無料でIEPのヘルプをしてくれたりするサービスも提供しています。担当してくれた人に聞いた話では、主に連邦や州から出されているお金で運営されているそうです。

ヘルプをお願いする家族によっては、オンラインのアプリケーションのところから助けてくれるようですが、私がもとめたのは主にアドバイスの部分。実務的な部分は自分でもできますが、多くの人をみている団体であれば、それなりに知識や情報が求められるかな、と期待したからです。

一度オフィスに赴き、今の状況と、今後のプロセスに関して相談。
そのときに、ワークシートのようなものをもらいました。そこには、これまでの仕事の経歴やら、銀行口座のことなど、ソーシャルセキュリティオフィスが聞いてくる内容が書かれており、それに答えていくことで、準備ができる、というようなものでした。このフォームは、SSのサイトからダウンロードできます。
What You Should Know Before Your Apply for Social Security Disability Benefits

オンラインにて同じプロセスで申請し、面接の予約をします。

ここで、どうしてそうなったか、というのを忘れてしまったのですが、(まったく参考にならないポストで申し訳ない)ソーシャルセキュリティオフィスからレターがあり、今回は直接会うのではなく、電話での面接となりました。

息子に私のオフィスに来てもらい、スキャンされた書類のフォルダや、銀行のサイトなどのページをコンピューター画面でセッティングして、面接に挑みました。1時間半の会話では終わらず、追加の質問はレターで送るから、それに答えて、レターをSSオフィスまで届けるように言われました。幸い、SSオフィスは我が家からすごく近いところにあるので、届いたらすぐに必要事項を記入し、オフィスで投函しました。電話の面接では、最初に息子が話しただけで、あとはほとんど私が返答。息子さんが答えてください、といわれる質問でも私が手伝ってあげる場面が多かったのですが、それはそういう形でも問題はないようでした。

このとき、いくつか疑問になるところがあったので、CID (Center for Independence of Individuals with Disabilities) の担当者にメールで質問して、確認をとりました。提出をする書類に、月々の経費を計上したものが書かれていたのですが、そのまとめかたがわかりにくかったので、確認したり、という細かい話のみで、あとは自分でもできる内容ではありました。

また、書類を提出した後に、"Notice of Disapproved Claim" というタイトルのレターが届き、それがSSIではなくSSDI用のものだったときも、「これな~に?」と質問させてもらったり、やはり気軽に相談できる人がいると助かります。ネットですと、正しくない情報もあるし、自分の状況と全く同じ、ということが少ないので、やはり正しいであろうアドバイスがすぐ近くにあると安心です。

*SSIとSSDIは同じ Disability Benefit という大きな傘の下にありますが、まったく違うタイプのベネフィットなのです。SSDIは働いてソーシャルセキュリティをある程度の期間支払った人にのみ与えられるものなので、今回息子が申請したものとは違うタイプになります。28歳になる前に障がいを持った人の場合、1年半の勤務(とソーシャルセキュリティへの支払い)がないと、SSDIはもらえません。(2018年5月現在) 息子の場合、勤務の期間が短いことから、SSDIの申請は拒否されたということで、レターが来ていたのです。

このレターはなんだろう、アピールしたほうがいいか(抗告)どうか、なんて言っている間に、またまたSSオフィスからレターがきて、「書類は受け取りました。」という知らせ。これでひと安心。CIDの担当者も、SSDIとSSIが別物として扱われるかどうか知らなかったので、レターが来るまでは、もしかしたら全部拒否されてしまったのかも、と思っていたのです。

レターの後、今度は「これに答えて、送り返して」というパッケージが届きました。今度の質問内容は金銭の話ではなくなっていましたから、どうも financial の部分のハードルは超え、今度は実際の障がいを認めるかどうか、の部分に移行されたようでした。

長くなりましたので、続きは次回に。

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by spnd_ca | 2018-05-21 10:16 | ソーシャルセキュリティ SSI