2018年 02月 08日
働くということ、社会でのインクルーシブネス
今、息子はインクルーシブな環境で仕事をしている。障がいがない人と同じ職場で、同じ仕事の内容をこなしている。給料も同じだし、会社から受けるベネフィットも同じ。
昇進を受けることになり、新しいポジションへ移動して、障がいのある彼とそうでない人の差が顕著に出てしまった。一見簡単そうにみえる作業には、すばやく判断する能力、手足を軽快に動かすこと、身体を上手に使い怪我をしないように作業すること、周りの状況を把握して行動すること、という彼にとって難しい作業が山盛りだった。もちろん、彼にもできるのである。ただ、それは素晴らしいトレーニングと、何度も繰り返して練習・習得する機会があってのこと。3年くらいゆっくり成長させてくれるのであれば、そこそこの出来上がりにはなると思う。だが、そんな機会は特別な環境でない限り、社会では与えられない。
マネージメントにかけあって、トレーニングを受けところまでは行き着いたが、そろそろ次のステップを考えるときにきたようだ。とりあえずは前のポジションに戻り、彼の働きやすい環境を整えてあげること。まだまだ若い彼だから、新しいゴール、新しい次のステップに向かっていけばいいと思う。
これまでだっていろんな壁にぶつかってきた。
でも、壁にぶつかって、一歩後ろに跳ね返されて、違う方向を向いて、また隙間をみつけて前に進めばいい。
by spnd_ca
| 2018-02-08 05:06
| ヤングアダルト (高校から~)